定跡本や詰将棋、その他いろいろな将棋の本はたくさん書店で発売されていますが、
「将棋を覚えたての人へ」の本や、「中盤の難解な局面での方針・指し方」など
将棋上達に行き詰っている人が欲しいという本が案外少ないように感じます。
そういったかゆいところに手が届く本が欲しい!
というわけで現在、「初心者用の上達ドリル」を作成しています。
かんたん棋書エディタ
非常に便利なツールを見つけました。
それが「かんたん棋書エディタ」というもの。
「shinri@四間飛車検討室」さんが開発されています。
定跡本形式、詰将棋形式、指しこなす本形式・・・・いろいろな形式で作成できます。
現在作っているのが、
この指しこなす本形式。
非常に簡単に作れます。
かんたん棋書エディタを使う前に必要なもの
ブラウザの使用になります。
・図面作成
Kif for Windows もしくは Kif for Mac
ダウンロードして使います。
これは普段の棋譜の管理にも便利です。
かんたん棋書エディタ 使い方
使い方に関しては、shinri@四間飛車検討室 さんがyoutubeであげられています。こちら。
ここでは、私が使ってみて、ここどうするの?をまとめてみました。
棋書エディタの使い方
「追加」
・Kif for Windowsで盤面作成
作成した場面を「Ctrl」+「C」でコピー
左の盤面に「Ctrl」+「V」で貼り付け
・左の盤面の上の枠
盤面のタイトルを入れる
・最終手
貼り付けた盤面の中の「手番=? □□□まで」
□に▲78飛のように入力(数字は全角、先手なら▲、後手なら△)
→最終手が太字に
・盤面の説明
左の盤面の下の枠
説明を入れる
・詳しい解説
右枠に説明を入れる
・ページの選択の方法
設定→ページ選択の有効
→選択したいページをクリック
・複数ページの選択
「Ctrl」を押しながら、ページをクリック
・ページの削除
ページを選択した状態にしたあと、「削除ボタンを押す」
(ただし、復元不可能)
・ページ番号の入れ替え
ページを選択状態で、ドラッグアンドドロップ
・新しいページの追加
*ページを選択した状態にすると、そのページの下に追加される
・ページ番号の表示
設定→「ヘッダー」を表示にする
(ページの上部にページ番号が記載される)
・タイトル表示あり
奇数ページにタイトルが表示される
・詰め将棋仕様も設定で可能
・【】不要の場合は、設定→図面ヘッダー括弧を非表示
・保存の方法
設定→ファイル名を入力
「保存」ボタンをクリック
htmlファイルで保存される
・PDFファイルで保存する方法
「Ctrl」+「P」で印刷を表示→送信先を「PDFに保存」を選択→「
保存」ボタンをクリック
・内容を変更する場合
「読込」ボタンをクリック→保存したhtmlファイルを選択
【便利な機能】
・図面上部のテキスト
moveと入力すると、最終指し手に置換される
・htmlタグも利用可能
<em>イタリック体</em>
<b>太字で強調</b>
<big>サイズを大きく</big>
・数字を縦中横にする方法
数字を%で囲む
・図面番号の自動連番機能
図面上のテキストに
(英数字_英数字)の形式で入力
左がグループ名、右がグループ内のID番号
グループ名が同じならば、グループ内で連番になる。
「更新」ボタンを押すと連番になる
ID番号は何でもよい
図の連番は、グループ_IDを用いれば、テキストエリアで引用することができる
・持ち駒が表示されない
ページが詰め将棋用の図面になっている。
→「追加ページの図面」を「通常」にする