白陵将棋部では、毎年春に合宿を行なっていますが、春合宿が好評だったので夏も合宿を行うことになりました。
今回の場所はしあわせの村。
4月上旬に予約を試みたのですが、15〜17日しか空いておらず、お盆という忙しい時期にも関わらず、30名近くの部員が参加しました。
1日目は、将棋教室を開催している宮崎真耶さんと将棋普及員の園田良宣さんをお招き、今回も島本亮六段に3日間みっちり指導していただきました。
1日目は30秒将棋でいろんな部員と対局しました。人によっては、17局の対局を重ね、交流・経験を積みました。
級位者には、将棋講座。
顧問による囲いの特徴・崩し方講座
顧問&OBによる歩の手筋講座
昼ごはんは、カレー。何度もおかわりする部員も・・・
この日は、夕方に落雷があり停電に。復旧に時間がかかり、夕食が作れない&宿泊所の一切電気が付かない状況でどうなるかアタフタすることに。
電気が復旧した別棟で、急いで夕食を準備してくだったのは本当に感謝です。
夕食は唐揚げ定食。
夜は、島本先生vs顧問の将棋をみんなで観戦。
部員による席上解説&次の一手予想で、盛り上がりました。
2日目
白陵将棋部合宿迷物、詰将棋解かないと朝食食べれまテンから2日目が始まります。
朝食は和食。
今回の合宿では、前日の対局の結果をもとに4チーム(チームT・チームS・チームN・チームn)に分けて、2日目・3日目かけて戦いました。
各チーム対抗戦ごとに白熱した1位争いが行われ、非常に熱い練習ができました。
2日目午前は、級位者をアドバイスしながら対局。
教えることの難しさを実感する練習でした。
まずは、チームTとチームNが1位争い。
昼食はハヤシライス。
2日目午後は、①駒落ち団体戦。
普段、駒落ちの練習しないため、上手も下手も困惑。最近は、駒落ちの対局をする人が少なくなっているようです。時代を逆行しているかもしれませんが、今回の全国大会で駒落ちの重要性を痛感することとなりました。
この団体戦でチームTが1位を独走。
②チーム対抗ペア将棋
チーム戦といえばペア将棋?
チーム対抗でペア将棋を行いますが、なかなか相棒の指し手を汲み取るのが難しい。しかし、これができると通常対局で対戦相手の指し手を理解できるようになってくるはず?
このペア将棋で、チームnが上がってきました。
2日目終了時点で
1位:チームT、2位:チームn、3位:チームN、4位:チームS
1、2位が良い勝負。3、4位は離される結果に。
夕食はハンバーグ定食。
合宿のいいところは、何といっても普段できない人とも将棋ができるところ。
合宿最後の夜は、合宿で仲良くなった人ととも(将棋で)語らいました。
3日目
3日目の朝も詰将棋。疲れているのか?眠いのか?1日目よりも黙々と取り組みました。
朝食は和食。
3日目の午前はチーム対抗駒落ちリーグ戦。
対局数を重ねて指せば指すほど勝てば勝つほど、ポイントを稼ぐ大ボーナスイベント。
3位、4位のチームN・Sが必死で対局数を稼ぎに行って猛追。
そして、1位・2位のチームTとチームnがほぼ同率で並ぶことになりました。
昼食はとんかつ定食+ドリンクバー
3日目午後は、ガチ団体戦。
団体戦で有名なのは、京都大学の「僕先手、僕後手」
↓真似してみました。
1回戦 チームTーチームS、チームNーチームn
2回戦 チームTーチームN、チームSーチームn
2回戦終了した結果、チームTが大失速、チームNが躍進して、
1位チームn、2位チームT、3位チームN、4位チームS。
3回戦はチームT(2位)ーチームn(1位)、チームN(3位)ーチーム(4位)
優勝条件は、
チームnが5勝:チームnが優勝
チームnが4勝:チームNが8勝全勝で、チームN・nが同率優勝
チームnが3勝:チームNが7勝1敗でチームN・nが同率優勝
チームnが2勝:チームTが優勝
3回戦途中、チームT(2位)が大躍進で、チームnとの副将戦の結果で優勝が決まる展開に。
加えて、チームNがチームSを5−1となり、残り2勝すれば、優勝の可能性が出てくる激アツ展開に。
チームnの副将が最後抜け出して、チームnが優勝となりました。
1勝の重みを感じるヒリヒリした展開は、将棋棋力の成長スピードが格段に上がります。
今回の合宿ではその成長の片鱗が見えるイベントとなりました。
ちなみに優勝商品のぬいぐるみたち。