5月5日(日)尼崎稲園高校にて、兵庫県高等学校将棋選手権大会の団体戦が行われました。
今年は女子のレベルがかなり上がり、逆に敬遠してか参加校が減り、白陵、雲雀丘学園、尼崎稲園、播磨南の4校となりました。
1回戦 vs雲雀丘学園
4校ということで総当たりとなりました。
その中でも今年は雲雀丘学園がレベルが高いとの話で、
相手の大将が研修会しょぞくしていることもあり、群を抜いて強かったです。
さて、三将戦は、変則的な相振り飛車で難解な中盤でしたが、うまく敵陣を崩して勝ち切りました。
勝負の分かれ目は副将戦。
相手の副将もかなり強く、角交換四間飛車に翻弄されました。うまく飛車をさばきあった終盤戦。
優勢ながら相手の美濃囲いが案外堅く、攻めあぐねている隙に、猛攻をくらって自陣は必死。
しかし、そこから手に入れた駒で11手詰めで討ち取って大勝利!
手に汗握る素晴らしい対局を物にして、白陵2-1雲雀丘となりました。
2回戦 vs播磨南
播磨南は三将が欠席だったので、大将か副将が勝てばチーム勝ちの条件。
大将はうまく棒銀から飛車を成り込み、確実に寄せて勝ち。
副将は相手のノーマル三間からの石田流への組み替えが秀逸でやや指しにくい中盤戦。
そこで玉の堅さを活かして角をさばいたのが好手で優勢に。そこからは確実に相手の美濃囲いを寄せて勝ち切りました。
結果 白陵3-0播磨南となりました。
3回戦 vs尼崎稲園高校
ここまでチーム2-0で進み、ここを勝ち切れば優勝です。
しかし問題があり、尼崎稲園高校の大将と三将が強く、もし白陵1-2尼崎稲園となれば、
白陵2-1
雲雀丘2-1
尼崎稲園2-1となります。
2校であれば直対結果となりますが、3すくみの場合は、①勝ち数勝負。
ただし、勝ち数は全校同じ。
次に②大将の勝ち数で決まりますが、雲雀丘の大将が全勝のため、雲雀丘が1位となります。
したがって、是が非でもここは負けられないところ。
大将戦。
相手の大将は、昨年秋男子の団体に混ざって勝ち切っており、中飛車からうまく攻め切られてしまい負けました。
副将戦。
こちらは打って変わって居飛車からの攻めが綺麗に決まり勝ち。
残すは三将戦。
全勝対決ということで一進一退の攻防戦。途中と金を作ってからは丁寧に受けて勝ち切りました。
結果 白陵2-1尼崎稲園
となり、全勝優勝となりました!
大会結果
優勝 白陵
準優勝 雲雀丘学園
3位 尼崎稲園
4位 播磨南
となりました。
全国大会出場
今回の県大会で優勝することができたため、8月1・2日(木・金)に岐阜県高山市で行われる第48回全国高等学校総合文化祭(第60回全国高等学校将棋選手権大会)に出場することが決定しました!
近畿大会
また、この結果をうけ、11月16・17日(土日)に福井県福井市で開催される第44回近畿総合文化祭の団体戦に出場します。